グランドパッキンの挿入方向
こんばんは!
今日は比較的過ごしやすい気候でしたね!
今は底曳網漁船も休漁期に入り有難いことにたくさんの整備工事依頼をいただいております。また9月からお客様が安全操業できるように頑張ってメンテナンスしていきたいと思います。
さて今日はグランドパッキンの挿入方向についての豆知識をお話したいと思います。
シャフトやポンプ類の軸封装置と使用されているグランドパッキンですが挿入するのに向きと取り付け方向があります。
グランドパッキンをよく見ると山になっているのがわかると思いますが回転方向がお山の方向になるようにグランドパッキンを挿入します。
また切り口のあわせ面は同じ向きにしないで大抵180度変えたり、90度変えたりで調節します。
グランドパッキンは水漏れを完璧に防ぐものではありません。水はポタポタ漏れて丁度いいぐらいです。およそ2秒で1滴ぐらい(軸が発熱しない程度)
水が潤滑することにより、軸の発熱を防止するので水が止まるまで締め付けると発熱の原因になるので注意してください。
また過度の締め過ぎは軸のヘタリの原因となり、軸がヘタルと水漏れが激しくなるので注意してください。適度に!!が丁度いいですよ^ ^
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1989年、兵庫県香住町(現在の美方郡香住区)生まれ。
株式会社松井マリン所属。小さい頃から海や船が好きで、水産高校に入学。漁業実習等を通して改めて海や船の魅力に惹かれ、家業の船舶整備業を継ぐ。エンジンメーカーで修行後、2012年9月に松井マリンに入社。
所有資格
・三級海技士(機関)・海事代理士・一級舶用機関整備士・一級小型船舶操縦士・特殊小型船舶操縦士・一級海上特殊無線技士・乙種危険物全類・二級ボイラー技士・第二種冷凍機械取扱責任者・電気工事士2種・潜水士....etc
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