船舶用ディーゼル機関のエコ商品はエコ?

こんばんは!

松井マリンの松井です。

数年ぐらい前からお客様からディーゼル機関のエコ商品についていろいろ相談を受けるようになりました。正直、効果等々はハッキリいってわかりません。以下に私が効果がハッキリわからない理由をあげますがあくまでも、個人の見解ですので商品の購入等に関しては参考程度にしていただけたらと思います。

  1.  船の負荷率は常に一定ではない。エンジンにかかる負荷はその日の風、潮、波、搭載人員、船の汚れ、プロペラの汚れ等々によって違いますので短期間では比較のしても意味がありません。長いスパンで考えても、今年は漁場が遠かったとか、近かったとか必ず違いがあるはずですので、一概にいいものかどうかわかりません。
  2. 商品の購入代金を上回るリターンを生み出しているのか?ここに関しては燃料消費率やオイルの消費率を計算しないといけないのでなかなか難しいと思うのですがエコ商品の営業マンが何を根拠に話しているのかが全くのなぞです…
  3. エコ商品を使ったら燃費等々がよくなった気がする。と皆さん言ってます。と言われると自分もかな?と思うでしょう。いわゆる損失回避の理論で自分を言い聞かせている状態です。

等々が私の個人の見解です(^^;)

他にもお客様が実際にメーカーになんで燃費がよくなるのか実際に聞いてくださったアンサーのメールがありますので下記に紹介させていただきます。商品名は伏せさせてもらいますがエンジンオイルをこの商品の物にすると15-20%燃費が良くなるそうです。

以下説明分です!

こちらが燃費向上の原理になります。

このエンジンオイルは燃費の15-20%向上、CO2排出量の15-20%削減、NOX、SOX等排ガスの排出量45-55%削減を大きな効果としたエンジンオイルです。
またその他にもエンジン騒音の減少、エンジン寿命の延長といった効果もございます。
 
エンジンの構造上、燃焼エネルギーは全体の30%しか動力エネルギーに還元されておらず、70%はロスとしてカウントされております。このオイルは70%のロスの内、摩擦損失(5%)と排気損失(約35% )を低減することで燃費の向上を図っています。(以下説明です。)
これまでのエンジンオイルは、摩擦面で2次的化合物による保護膜を形成し、金属表面の摩耗を防止していました。
しかし、保護膜を瞬時に合成する事ができない為、その性能を常に維持する事はできません。また、境界潤滑面(ピストンとシリンダー)では潤滑面の油膜が薄くなり、油膜を通して局部的に金属接触点が生じている状態です。(金属表面の凹凸の凸の部分が接触している状態です。)このオイルは金属自体の+イオンと、オイルの成分内の特殊な-イオンが結合(イオン結合)することによって、高密度の吸着膜を金属表面に形成します。このイオン結合による結合力は非常に強く、酸化腐食等の損傷から装備を保護し、摩擦力と
耐荷重性(中央集中荷重)磨耗を極小化させます。
これらの効果により摩擦が画期的に減少し、潤滑効果が極大化、ピストン運動が円滑化されエネルギーロスを減らします。また、排気損失(高温の排気ガスがエンジンから捨てられる事で動力エネルギーが熱エネルギーとして逃げてしまう事)を低減させるには排気温度を下げる、つまり圧縮圧力の向上が望ましくなります。
形成された高密度の吸着膜はピストンとシリンダー間の密閉性を向上させ結果として圧縮圧力が高まります。
上記の理由から燃費の改善を実現しております。

 

ちょっと長くてわかりにくいですが、ホント?と思うところが数カ所ありました。

  1. NOX、SOX等排ガスの排出量45-55%削減を大きな効果としたエンジンオイルです。(車は分かりませんが船舶ではIMOのNOx排出規制1次規制→3次規制80%削減をエンジン単体で達成したメーカーは今のところ世界中にないので…それを削減できるの?って具合です)
  2. また、排気損失(高温の排気ガスがエンジンから捨てられる事で動力エネルギーが熱エネルギーとして逃げてしまう事)を低減させるには排気温度を下げる、つまり圧縮圧力の向上が望ましくなります。形成された高密度の吸着膜はピストンとシリンダー間の密閉性を向上させ結果として圧縮圧力が高まります。(ん~ちょっと全体的に意味がわかりませんが…たとえ排気温度が下がっても熱エネルギーは捨てられているので排ガスエコノマイザ等で回収するのが一般的では?)

などなどわたしからしたらちょっと謎が多い商品でした。ただ実際の営業マンから話を聞いてないので何とも言えませんが、エコ商品を購入される際は簡単に判断せずに、よく話と実績をお聞きしてその場で購入せずに一度持ち帰り熟慮してからの購入をお勧めします(^^♪

 

 

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1989年、兵庫県香住町(現在の美方郡香住区)生まれ。 株式会社松井マリン所属。小さい頃から海や船が好きで、水産高校に入学。漁業実習等を通して改めて海や船の魅力に惹かれ、家業の船舶整備業を継ぐ。エンジンメーカーで修行後、2012年9月に松井マリンに入社。 所有資格 ・三級海技士(機関)・海事代理士・一級舶用機関整備士・一級小型船舶操縦士・特殊小型船舶操縦士・一級海上特殊無線技士・乙種危険物全類・二級ボイラー技士・第二種冷凍機械取扱責任者・電気工事士2種・潜水士....etc

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